ちくま新書編集部編 憲法サバイバル 「憲法・戦争・天皇」をめぐる四つの対談 を読んで

< p>おはようございます!seiyaです!

 

今日はタイトルの本について以前自分が書いたものを公開しようと思います!憲法について深く考えることができる内容になっているのでぜひ読んでみてください!

 

まず、憲法と君主制についての加藤陽子さんと長谷部恭男さんの対談を論じていく。君主制について長谷部さんは君主は全能であるが君主が作った憲法によって自分自身を統治していることについて論理的に不可能であると主張している。私はこの主張について全面的に賛成する。本書のp21で「全能の神は、自身でさえ持ち上げることのできないほど重い石を創造することは可能か。そういう石を作ることができない神は全能ではないわけですが、いったんそういう石を創造してしまえば持ち上げることができないので、やはり神は全能ではない」と長谷部さんが例を挙げているように君主についても同じことが言えるはずである。次に長谷部さんと加藤さんはともに「大日本帝国憲法は押し付け憲法である」と主張している。押し付け憲法とは要するにその当時、大日本帝国憲法はドイツの君主制理論に基づいて作成された憲法を手本にして作られたためその憲法は国民の意見を取り入れていない外来の憲法であるということです。自分はこの主張に対して、同意できる部分もあるが基本的には反対である。押し付け憲法とは言っても、その当時の首相である伊藤博文が現地にわたり、その憲法を日本に取り入れることができればよりよい社会を作ることができると思い、参考にされたと思う。ですから、日本の代表である首相が選んだ憲法であるので押し付け憲法とは一概には言えないと思う。しかしながら、この憲法は元をたどれば二週間で作られたフランスのシャルトという短期間で作られた草案であるので私は素晴らしい憲法であるとは思わない。この主張は、伊藤博文が自身の考えのみで憲法を取り入れていることを肯定しており、国民の意見が反映されていないという批判を受けるかもしれない。だが、首相は国民投票によって選ばれており、直接的ではないにしても、間接的に国民がかかわっていることになるので国民の意見も多少は反映されていることになると思う。

 次に、憲法九条についての上野千鶴子さんと佐高信さんの対談を論じていく。上野さんはイラク戦争のときに小泉純一郎首相がアメリカを全面的にバックアップし、自衛隊を送り込んだことについて憲法違反であると主張している。私は基本的にはこの主張に同意する。しかしながら、自衛隊を送り込んだことについては悪くはないと思う。やはり日本はアメリカに支援を受けている部分が多く、アメリカが危険な状態にあるときは支援をするのは必須条件だと思う。だが、やはり戦争に肩を貸したことには変わりはないのでもっと別の方法での支援を考えるべきだったと思う。さらに、上野さんは「憲法は解釈だけで変えられる。だから七月一日は壊憲記念日」と言っている。イラク戦争のとき、現地での自衛官の死者はいなかったが、PTSDで帰ってきた自衛官が二十八人も自殺しているようである。(PTSDとは、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になると言われています。厚生労働省 総合サイト 参照)戦争による人体への影響を考慮せずに戦場に自衛隊を送り込んだことは政府の責任が非常に大きいと思う。こういう被害を防ぐためにも憲法を忠実に守ることは大切だと思う。

 次に戦争と平和についての冨澤暉さんと伊勢崎賢治さんの対談を論じていく。まず、伊勢崎さんは「あまり平和、平和と言ってると戦争になっちゃうよ」と主張している。なぜかというと、平和という言葉はもうすでに戦争の対義語として扱われるべきではなく、別物として扱うべきであるそうだからだ。過去の戦争を見ても、平和のためという名目で戦争は行われてきた。この主張に対して、私は基本的には賛成である。やはり為政者は、自国の平和を維持していくために他国と戦争をしなければならないと考えることが多い。しかし、私はこの考え方自体が大きな問題だと思う。戦争というものは多くの死者が生まれてしまう。仮に、自国が戦争で勝ったとしても、多くの死者が出ているのに果たして平和がもたらされているといえるのだろうか。つまり、戦争で平和がもたらされるなんてことはあり得ないのである。しかしながら、戦争はなくならない。いったい、なぜだろうか。私が思うに、国民の命よりも国家の利益を優先する国が多いからだと思う。例えば、中東では今でも紛争が絶えず起きている。宗教、財産、食料など紛争が起きる理由は様々である。紛争は大きくなると戦争につながってしまう。だから、紛争もなくしていかなければならない。そのためには、誰かが不利益を被る世の中を変えていかなければならない。現在、アフリカなどでは苦しい生活を強いられている人々も多い。そういう人々はその生活に耐えられなくなり、暴動を起こしてしまう。昔の日本もそうだったように。日本にはかつて戦国時代という大名同士の争いが絶えない時期があった。あの時代は領地を広げるためだけに殺し合いをおこなってきた。しかし、その後の数々の戦争を乗り越えポツダム宣言を最後に日本には平和がもたらされた。これは数々の悲惨な戦争の経験があってこそだと思う。世界のほかの地域も戦争の悲惨さに気づかなければならない。大きな戦争になる前に。日本は原爆を落とされてその悲惨さを一番よく理解していると思う。この経験を伝えていくべきだと思う。

 最後に森達也さんと白井聡さんの天皇についての話を論じていく。まず、白井さんは生前退位問題について深刻な状態であり、危機感を抱いていると語っている。なぜかというと、我々は象徴天皇制について今まで深く考えてこなかった上に、今上天皇は象徴天皇制を活性化させようとしているからだ。私は生前退位について賛成である。天皇はただでさえ自由を制限されている部分が多い。だから、退位するかしないかというのは個人の意見を尊重すべきだと思う。さらに、白井さんは沖縄問題についても言及している。国が新基地建設を強行しようとしていることについて、沖縄の独立運動が始まるのではないかと危機感を抱いている。私もこの問題に対して同じように危機感を抱いている。今現在、ほとんどの米軍基地が沖縄にある。ただでさえ、この基地の騒音で被害をこうむっている人が多くいる。これ以上沖縄の人に米軍基地の負担をかけるのは非常に不公平である。このまま強行してしまうと白井さんがおっしゃるように独立運動も避けられないと思う。ゆえに、ほかの都道府県がこの負担を背負わなければならないと思う。どこかの都道府県が沖縄の負担減のために基地建設に名乗りをあげてほしい。

 今現在、日本ではおおくの問題が山積みである。普天間基地移設問題、憲法九条改正問題、原発再稼働問題、あげていくときりがないほどだ。この問題を一つずつクリアしていかなければならない。そのためにはまず、国民が政治への関心を高めていかなくてはならない。一人ひとりが政治に関心を持ち、考える、このことが大切だと思う。特に若者の政治への関心高めていきたい。今の若者が数十年後の日本を担わなければならない。このまま若者の政治への関心が低いと日本は衰退していってしまう。だからまずは、学校教育などで政治に関心を持てるような授業を実施したり、政治についての議論をさせていくべきだと思う。

 

以上で終わりです!皆さんは憲法についてどのようにお考えですか?意見があればぜひコメント等お願いします!

 

さよなら!