「教育」としての職業指導の成立―戦前日本の学校と移行問題
小学校におけるキャリア教育では教育基本法で「個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自立の精神を養うとともに職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと」と明確に定められています。
このほかにも学校教育法などで小学校段階から体系的なキャリア教育を推進するうえでの法的根拠多く定められています。
小学校の間でのキャリア教育の目標は事故及び他者への積極的関心の形成・発展、身の回りの仕事や環境への関心・意欲の向上、夢や希望、憧れる自己イメージの獲得、勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の育成の4つです。
これらの目標を達成するために学年ごとに明確に課題が決められています。
第1学年~第2学年では小学校生活に適応する、身の回りの事象への関心を高める、自分の好きなことを見つけて、のびのびと活動する。第3学年~第4学年は友達と協力して活動する中でかかわりを深める、自分の持ち味を発揮し、役割を自覚する。
第5学年~第6学年は自分の役割や責任を果たし、役立つ喜びを体得する、集団の中での自己を活かす、社会と自己のかかわりから、自らの夢や希望を膨らませる。
以上のように細かく決まっています。
これらを用いることで一人一人の自己実現を目指しているようです。
次に小学校におけるキャリア教育の好実践事例についてです。
新潟県胎内市立中条小学校は「自ら課題を研究し、故郷胎内への思いを高める子」を目指しました。
この学校では探究的な学習過程の組織や協働的に学ぶ単元配列などを明確化しました。
子の取り組みの成果として、「胎内市を好き」「胎内市のよさについて詳しく言える」人が増え、地域の課題を児童が自分のこととしてとらえ、意欲的に学ぶようになりました。
今回の講義では小学校でのキャリア教育について詳しく学ぶことができました。
小学生のころからここまで徹底したキャリア教育をしていることに非常に驚きました。
小学生のころからキャリア教育をすることで将来に良い影響を与えると思います。
今後もさらに進めていく必要があると思います。
また、小学校ごとにそれぞれ特殊な取り組みをされていて非常に面白いなと感じました。