ノンキャリア教育としての職業指導
中学校におけるキャリア教育では教育理念が具現化されました。
その理念はデジタル社会、グローバル社会などを目指した社会形成者育成を展望した新たな教育、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うことなどが当てはまります。
また、具体的な取り組みとして教育課程の再編成、教材・指導法の工夫、生徒理解、キャリア・カウンセリングの充実、異校種間・保護者・地域との連携等があげられました。
キャリア教育に取り組む意義はよりよ社会と幸福な人生を切り拓くために必要な資質・能力が生徒一人一人育まれるようにすることです。
子どもたちのキャリア発達を支援する観点に立って、各領域の関連する諸活動を体系化し計画的、組織的に実施することができるよう、各学校が教育課程変性の在り方を見直していく必要があります。
キャリア教育の実践では学校目標に基づき、テーマが学校教育目標、学校の教育方針、学校教育の目的や目標、教育課程、各学校の特色や実態、直面する教育課題の解決を目指し設定されました。
これらのキャリア発達の重要なポイントは特別活動の実施、キャリア教育の過程の可視化、「キャリア・パスポート」の活用です。
学校における進路指導は、個人資料、職業・学校情報、啓発的経験及び相談を通じて、自ら、将来の進路選択、計画をし、就職または進学して、さらにその後の生活よりよく適応し、進歩する能力を伸長するように、教師が教育の一環として、組織的、継続的に援助する過程であると定義されました。
中学校ではキャリア・カウンセリングが行われ、生徒の主体的な進路選択に必要な資質・能力を高め、自主的な態度の伸長を支援・援助するねらいがありました。
生徒一人一人が抱えている問題や課題についての解決を目指しつつ、キャリア発達支援に生かしました。
今回の授業では中学校におけるキャリア教育について理解することができました。
中学校は思春期と言われる成長段階なので特に注意して細かいキャリア発達支援が行われているようでした。
小学校のキャリア教育ではあまりなかったキャリア・カウンセリングが教育相談として積極的に実施されていました。
今後もこのような取り組みは非常に大事になってくると感じました。