前書き
こんにちは。今回は年率10%を達成する!プロの「株勉強法」という本を参考に「投資法」を紹介しようと思います。こちらの本はつばめ投資顧問代表で投資系YouTuberである栫井駿介さんが書かれた本ですごく勉強になりました。一見タイトルを見ると「なんか胡散臭い」と半信半疑で読み始めたのですが、読み終えた後は納得の内容でした。
個別株集中投資をしよう
結論から言いますとこの本では「個別株集中投資」を推奨されています。集中投資と聞いてインデックス投資をされている方はリスクが大きいのではないかと思いますが、当然有望な個別株を選んで買う必要があります。適当に買っても儲かることはないでしょう。ではどうすればいいのか。ある条件に合致する長期的に伸びる株を見つける必要があります。これはバフェット氏が行っていたバリュー投資を参考にされています。要するにその企業の本来の価値より低い株価がついている銘柄を買い、長期で保有するというやり方です。ではどのようにそのような株を見つけるのか。
年率10%を達成する投資鉄則
純利益に注目
まずは純利益が伸びているかに注目します。株の基本として今後伸びる銘柄に投資するというのがあると思います。もちろん最近低迷しているけど今後化けるような株を見つけられるといいですが、現実問題そんなに甘くありません。そこで素直に純利益が伸び続けている株を買うと良いのです。なぜ純利益かと言いますと単に売上高だけを見ると支出を増やして数字を傘増ししているだけかもしれないからです。純利益が伸びている会社は今後も伸びるという期待が持てますし、経営がうまくいっているという指標になると思います。しかし単に近年の純利益が伸びている会社を買えばいいのかと言われると答えはNOです。なぜかというと純利益が伸びていても株価が割高な場合があるからです。
PERに注目
そこで一つの指標としてPERというものがあります。PERとは株価収益率と言われるもので時価総額÷純利益で表されます。この値が高いほど利益に対して株価が割高であるということがわかります。目安としてはPERが15倍を超える場合は割高なのでいくら成長している企業でも買うべきではないでしょう。
有価証券報告書を熟読
最後にこの2つを押さえたら有価証券報告書を読みましょう。有価証券報告書とは上場企業が開示する企業情報のことで沿革や財務状況、注力領域など幅広いことが書かれています。これを読むことで純利益が伸びているかもちろんわかりますし「事業が今後伸びていくか」「競合他社がどのような状況か」「経営方針はどうか」など会社の全てを知ることができます。最終的にはこれにしっかり目を通して長期的にみて成長すると思った場合に少額から買ってみるといいです。最終的には自分がその企業のことが好きなのかという部分も大事になります。
注意点
短期投資はダメ
最後に注意点についてです。まずは絶対に「短期投資」をしないでください。株を買った時、もちろん短期的に大きく下落する場合もあります。しかしそこで売ってしまうと全く意味がありません。長期的には再び回復すると思っているのならば売ってしまってはダメです。短期的には投資家の心理などが影響して株価が下落することはよくあります。そういう時こそ我慢する、買い増しするくらいのマインドが大切になってきます。
投資先は最大20社まで
また投資先は最大20社までにとどめるということです。皆様はリスクを分散させるためにS&P500などの多くの会社に分散投資をするインデックスファンドやられている方が多いと思いますし、私もその一人です。当然インデックスファンドは最強ですし毎月積み立てて放置すれば長い期間で大きな資産を築く事ができます。しかし、逆に言えばインデックスファンドは思考停止であり、年率5%くらいが限度なので早い時期に資産を築く事ができないというデメリットがあります。ですから、投資先は極力減らし良いファンドだけを厳選して買うようにしましょう!
最後に
「個別株集中投資」はより年率を高めて早くFIREしたいと考えている方には素晴らしい投資だと思います。バフェット氏もコカコーラ社など良いと思った銘柄を購入し長期で持ち続けることで莫大な資産を築き上げました。皆様も是非勉強してみてください!
今回は「年率10%を達成する!プロの株勉強法」という本を参考にさせていただきました。詳しい手法に関しては下記のリンクから書籍を購入し勉強してみてください!