導入
今回は私が経験した社台スタリオンステーションの仕事について話せる範囲で解説していこうと思います。
社台は北海道の新千歳空港から車で15分くらいのところに位置しています。
僕が今回1週間研修をした社台スタリオンステーションは主に種牡馬を所有している施設になっています。
厩舎は本厩舎、三日月、新厩舎、功労馬厩舎の主に4つがあり、本厩舎にはロードカナロア、ハーツクライ、キタサンブラックなど、三日月にはハービンジャー、デュラメンテなど、新厩舎にはオルフェーヴル、レイデオロ、レッドファルクスなど、功労馬厩舎にはクロフネなどがいます。
競馬ファンの僕からすると天国のような場所でした。
一線級で活躍していた馬たちを間近で見ることができて興奮しました。
私は主に本厩舎で仕事をさせていただいたので毎日ロードカナロアやキタサンブラックといった名馬の近くで仕事をしている毎日でした。
さて、一体どのような仕事をしているのでしょうか。
仕事内容
社台スタリオンステーションは一般的に2月から6月の種付け期間が繁忙期と言われてます。
しかし今回僕は繁忙期ではなかったので参考にはなりにくいかとは思いますが、大体の一日のスケジュールを書いていこうと思います。
僕は研修生だったので朝7時に厩舎に集合でした。
宿舎は厩舎の近くに併設されている寮なので便利ではありますが、朝7時は流石にきつかったです。
まず厩舎の清掃から始まります。
7時前には厩舎の馬たちがすべて外の放牧地に出されているので馬の小屋の藁を入れ替えたりします。
まず、馬糞を取りのぞき、その後、中の藁をすべて小屋の端に寄せます。
そして、おしっこなどでぬれてわら汚くなってしまっている藁や細かい藁を外に出します。
その藁をトラックにどんどん積んでいきます。
それが終わると新しい藁を各小屋入れていけば終了です。
一見簡単そうですが、案外難しいですし、非常に重労働です。
さらに真冬だったので朝は-15℃とかだったので非常に寒く耳が痛かったです。
しかし、この作業をしているときは体を動かすので逆に暑いくらいに感じます。
その後、厩舎内を掃くと完了です。
次に放牧地にいる馬たちに餌を配っていきます。
トラックに草を積んで各場所に投げていきます。
このとき、馬が走って近寄ってくるので非常にかわいいです。
これが終わると次は厩舎に餌と水をつけていきます。
水は非常に量が多く重たかったです。
その後、馬は運動をしたり、2月のパレードのために各馬がサークル内を歩く練習をします。
その時にふんをすることがあるのでそれを回収する仕事をしました。
サラブレットは非常に危険で気性が荒いので落ち着かせて歩かせるのは非常に難しいそうです。
ここまでが午前中の仕事内容です。