教育実習完璧ガイド: 実習生・受け入れ校必携 (教育技術MOOK)
【振り返り1】実習中、一番心に残っていることは、どんなことですか?
(嬉しかったこと、楽しかったこと、きつかったこと、困ったこと、悩んだこと、失敗したことなど)
エピソード(できごと、事実、場の状況) 省察(自分の考え、思い→分析→期待)
実習が始まった3日目の放課後、2名の女子生徒に放課後数学の小テストがあるから数学を教えてほしいと声をかけられた。
私はそれを快諾し、確率の問題の指導をした。
後日、その生徒に35点33点取ることができましたと報告してくれた。
私は3日目まであまり生徒と距離を縮めることができずに悩んでいた。
そんなときに生徒から声をかけてもらえて非常にうれしかった。
指導している中で生徒がどのようなことを普段考えているのかを聞くことができて非常に勉強にもなった。
生徒は先生に言えない悩みなどを多く抱えているようだった。
生徒がもっとそういったことを話しやすい環境を作っていくことが必要不可欠だと考えた。
後日、良い点数を報告してくれたことは素直にうれしかったし、教えてよかったなという気持ちになった。
【振り返り2】 実習校で受けた指導で、大事にしたいことを3つ挙げてください。
エピソード(できごと、事実、場の状況) 省察(自分の考え、思い→分析→期待)
<指導を受けたこと>
① 2回目の授業実習を終えた後、もっと生徒が興味を引くような面白い話題を加えるといいと指導された。
② 3回目の授業実習を終えた後、生徒に考えてもらう時間が長くてダラっとした感じがあったと指導された。
③ 最後の授業の反省会でもっとタブレットなどを積極的に活用した方がいいと指導された。
➀私は最初授業をきちっとやらなければいけないと思いすぎて、生徒が退屈になるような授業をしてしまっていた。しかしながら、このアドバイスを受けて、授業中に雑学のクイズなどを時折加えてみたら、生徒が活発に発言するようになり、一定以上の効果を感じた。
②私は考える時間が大切だと思い、長めにとるようにしていたが、あまりに長いと今度は生徒の集中力が切れ、無駄な時間が増えてしまうということを学んだ。考える時間を取るのは大事だが短い時間で区切って、集中力を途切れさせないようにすることが大切なのだと感じた。
⓷今の時代はネットを利用することが主流であるが、使い方がよくわからず、全く使えていなかった。時代に合った教育にシフトしていく必要があると感じた。
【振り返り3】 実習生活を通して自分のどのような点が変わりましたか、あるいは自分自身にどのような課題や問題点があると感じましたか?
エピソード(できごと、事実、場の状況) 省察(自分の考え、思い→分析→期待)
<課題や問題点>
3回目の朝のホームルームの進行の時に今日は元気なかったねと先生に言われた。
私はその日授業などを抱えていたりといろいろ考え事をしており、その結果、元気がないように映ってしまった。
生徒にも元気のなさは伝染してしまうものだと思うのでどんなことがあってもその場では切り替えて明るくふるまうべきだと感じた。
★教育実習を終えてどのような教師(人間)になりたいと考えているかを書いてください。
教育実習を終えて、私の指導をしてくださった先生方は皆さん生徒からたくさん声をかけられていて、信頼されているなと感じた。
私も将来的には生徒に絶大な信頼を得られるような教師になりたいと考えています。