【教職科目】職業指導レポート⑬ 参考例




ノンキャリア教育としての職業指導

キャリア発達とは社会のなかで自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程のことである。

これを促すためにキャリア教育というものが存在し、集団の場面における指導を通して、一人一人のキャリアを形成するために必要な能力や態度の育成、一人一人の課題に個別対応した援助を行うキャリア・カウンセリングの活用の2つの働きかけが必要である。

カウンセリングとは「心の病」の治療や「心の傷」の癒しを図るための技法として認識され、病理や不適応ではなく、成長と適応という積極的側面を強調している。

キャリア教育におけるキャリア・カウンセリングは子どもたち一人ひとりの生き方や進路、強化・科目等の選択に関する悩みや迷いなどを受け止め、自己の可能性や適正についての自覚を深めさせたり、適切な情報を提供したりしながら、子供たちが自らの意志と責任で進路を選択することができるようにするための、個別またはグループ別に行う指導援助である。

中学、高校段階では一人一人に対するきめ細かな指導・援助を行うキャリア・カウンセリングの充実は極めて重要である。

また、これは小学校段階、あるいはそれ以前の幼児期の発達段階から必要とされる。

キャリアカウンセリングの担い手は教師であり、教師はカウンセリングに関する知識やスキルのほか、カウンセリングの基礎となる適切なコミュニケーションの方法を修得する必要がある。

適切なコミュニケーション、特に「聴く」ことを妨げる態度として無視、無理解、無関心、聞き流し、先送り、時期外れ、あきらめというものがある。

また、ても、でも、けど、しかし、だって、そうかなあという言葉は返す言葉がなくなりコミュニケ―ションの妨げになってしまう。

効果的なコミュニケーションを図るために相手の言葉を無条件で受け取り、繰り返し伝える「繰り返し」あるいは「言い換え」という応答法、感情の反映や明確化という相手の感情や気持ちにこちらが共感していることを伝えるという応答法が有効である。
 
今回の講義でキャリア・カウンセリングについて十分理解することができた。

適切なコミュニケーションを行うためにはまず聞く態度というものが大切であり、無視したり聞き流したりするという行為はコミュニケーションの妨げになってしまうので繰り返し、言い換え、感情の反映、明確化といったような応答の方法を身に着けることが重要になってくるということが非常に印象深かった。